あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2015年07月


P1020750
P1020749










この間着物からブラウスを作ったのだが、折角の大島、残りももったいない。
袖が2枚、丸まま残っている。
二枚ともちゃんとした四角だ。当たり前だけど。
これって、このまま袋になるではないか。

P1020751袖を外した。
袋なら、中にポケットが欲しい。
要らないものがいっぱいある家なので、ちょっと探すとちょうど良いエプロンが見つかった。
結婚時に友人たちから何枚か貰った残りだ。
ポケットが2個ある。それに柄を合わせた紐もついている。

エプロンを二つに切り分け、ウエストから2本の紐も外した。
くるりと袋状にして袖の中に入れ、紐をつけた。二個を連結させた。

しっかりした大きなポケット付きの袋が完成した。

もちろん、子細に見ると、いや、ちょっとみても、雑なことこの上ない。中の袋の大きさが片方が大きすぎて、ちょっとぶよぶよしている。
いいの、いいの。
初めて作った袋。大成功といっておこうっと。

最近の発見。歳を取るとびっくりすることが増える。

P1000571先ほど電話が鳴った。
慌てた声の男性。旅行会社だという。

土曜日から父の3回忌の帰りに噂の箱根の近くで1泊する。
このホテル、すでに4月か、5月に予約済み。

ホテルの宿泊の件ですがと言うので、箱根山が大爆発して泊まれなくなったのかと思ったら、違ったが同じくらい破壊的な話だった。最終申し込みがまだできてない。

目が点。なんじゃ。お金は払ったはずなんだけど。壁に封筒にいれた書類毎ピンで留めてあるんですけど。

電話で何だかよく分からない早口を聞きながら封筒から引き出したら、xx日までに残金をお支払い下さいの文字が…。

え、まだ残金支払ってなかったの?そりゃ大変。既に午後8時を回っている。
明日来店できるかという。振込はもう無理だと。

明日は午前中、ちびっ子たちの子守のオーダーが入っているのだが…。どうしよう。ちびっ子たちを引き連れていくしかない。

歳を取るとびっくりすることが増えるねえ。これが自分かと愕然としたが、こうしたことが今後増えていくんだろうな。

[追記有り]
白紙撤回、実に残念。

スタジアム単体と考えれば、建築費もその後の保守費用もあまりに巨大で諦めるのが当たり前だろうけど。落選した他の2つの設計案を見ても、つまらない。ザハ案ほどのインパクトはない。安藤忠雄が選ぶのが分かる。私だってザハ案を選んだだろう。

東京オリンピック、そもそも反対だった。今更何だかなあと思っていたが、やると決まったからには一過性ではなく、日本が、東京が、この先、高齢化も少子化も乗り越えて発展していけるように改造できるまたとないチャンスだと思えるようになった。前のオリンピックからだいぶ経ち、道路も施設も老朽化しているのだが、大規模に都市を作り直し、整備するなど、滅多なことでは出来ないのだし。

未来の日本では、重厚長大な製造業ではなく、むしろソフト、文化、観光等、サービス産業が収入の大きな柱となるのは、成熟した社会としては当然の成り行きだろう。

ザハ案は実現困難であるだけに、また図抜けて斬新であるだけに新たな東京のシンボルマークとなりえたはずだ。観光の目玉の一つとなったに違いない。

批判は、費用の多さに集中したのだが、どのTV局でも経費の話、それだけの金があれば何がいくつ作れるか買えるかと、金勘定話ばかり。何回コンサートを開けば保守費用がまかなえるか、赤字はどのくらいか。大事な話だが、何もスタジアムはスタジアムとしての機能だけに限定して考えることはない。

東京の特等席、緑の空間の真ん中に大きな空き地がぽっかりと開いているのだ。交通至便な上に緑豊か、世界中から注目される施設。そのスタジアムの下に商業・文化施設、オフィス施設を組み込めば、家賃収入だけでメンテの費用も十分賄え、観光客の伸びもあり、黒字となったでのではないだろうか。

ザハ案の上下のキールで支える設計は耐震性に優れ、高さは周囲の環境を配慮して他のどの案よりも低かったそうだ。地下に埋没させる下部のキールの周りをガラスで囲い見えるようにしたらどうだろう。圧倒的な景色が生まれるかも。私は見物に駆けつけるね。スタジアムの地下や周辺に商業・文化施設を展開するプロジェクトを併せて進行させればどうだろう、縮小ではなく、拡大させれば良かったのではと、素人らしく夢想するのだが、果たして不可能だったのだろうか。商業施設プロジェクトなら、いくらでも資金は集まったに違いないのだが。

それにしても、お金をかけないことばかり強調して、金を稼ぐこと、未来の東京のシンボルとなることに目を向ける局も新聞も全くないってなぜだろう。マスコミはなぜ、いつも後ろ向きの日本が崩壊するとか没落するとか、危険だとか、不安を煽る方向にしか番組を作らないのだろうか。誘導するのだろうか。可能性ではなく、何故駄目なのか、止めさせることしか取り上げないのだろうか。視聴者が高齢化して、不安を抱く人間が多くなったため、不安を煽れば食いつくと思っているからだろうと推測してはいるが、それとも、政治的バイアスなのか、大変だ気をつけろと言えば正義派のような、賢くなったような気がするからなのか。

いずれにしても、金がかかるのなら、どうすれば回収できるか、どうすればそれを金を稼ぐ方に転化できるか、様々なアイデアを募り、議論する局があって欲しかった。

安上がりかも知れないが、つまらない平凡なスタジアムがこの先50年とかそれ以上の長期にわたって東京の真ん中に立ち続けることになりそうだ。オリンピックが終わったら誰がそんなもの見に行きたいだろうか?人が集まるだろうか?

今回の白紙撤回で、国際的な信用も、あの案を実現出来るとしたら、技術力、資金力から考えても日本しかないと期待してただろうザハさんはじめ建築関係者の想いも裏切ることになってしまった。

面白い建築って素晴らしい観光資源なんですけどね。そこに行くしかないのだから。

以下参考:元ライブドア社長の熊谷さんがいくつも面白いアイデアを出していたが、おもしろがって大勢からアイデアを募って良い物に仕上げていく、その舞台を1局くらい提供すれば面白いドキュメンタリーが作れたか知れないな。

Fumito Kumagai @kuma1977 7月16日

なんなら、競技場の地下を倉庫にしてしまって、Amazonとかヤマト運輸に貸してしまえばいい。

Fumito Kumagai @kuma1977 7月16日

土地代がほぼ無償であるならば、あの立地ならば、必ず儲けることはできるし、儲ける前提で施設を造って良い。まっ、逆にあの立地だから商業施設はあわないというならば、博物館、図書館、区役所など、公共施設を中にいれるのが望ましい。

: でかいビル建てて、その屋上をフィールドにすればいいんだよ。

[追記:今日見たテレビによれば、最初からザハ案に反対していたという重鎮の建築家が屋根の開閉については日産スタジアムを参考にすると良いと表明しているらしい。日産スタジアムは詰めれば8万人が収容可能な巨大スタジアムで、横浜にある。横浜であればコンパクトな会場という売り文句にかろうじて入るから、いっそ、それこそ建築は全くの白紙、つまり建てるのは止めて日産スタジアムでやれば良いのだ。

東京オリンピックと良いながら、桝添氏はリーダーシップを取るつもりは全くないようだし、金も出すつもりもないようだから、何も東京でなくてはいけないとそこだけ頑張ることはない。横浜市民には悪いが、横浜も東京の衛星都市の一つと便宜上言いくるめれば良いわけだ。新国立競技場の建築費用で空き地にモニュメントなり漫画の殿堂なり建てれば良いではないか。その方が現在の日本には似つかわしいかも。遙かに安上がりに出来ることだし、手間もこれ以上のドタバタも必要ない。そうしようよw。]

P1020745母は手芸が得意だった。刺繍の免許も持っていたし、織機で布を織ったりもした。娘たち、つまり私たちの洋服も昔は縫ってくれていたし、勿論、自分のも。何でも器用で、何でも出来る。嫌みな母だった。毒があるね、ごめん、お母さん。

縫い物は、夏休みの課題や宿題など自宅で完成させることが本当に多かった。小学校や中学校で家庭科の宿題を持ち帰ると、私にやらせず、全部母がやった。不器用で見ていられないと言って。自分がやったのでもない物を提出するのは本当に嫌だった。なんせ、正義感はずっと二重丸を貰っていたんだものw。

というわけで、縫い物って全くといっていいほど未経験なまま、靴下の繕い物とパジャマのゴムを取り替えるくらいしかしないまま、この年になってしまった。

妹の婚家の片付けを手伝って、大島の着物を貰った。着るつもりだったが、つもりのまま時間は経っていく。着物の着付けも母がやっていた。私は何も出来ないのだ。出来ない上に不精者の私が着るわけないと、ようやく自分で納得した。

洋服に仕立ててやろうじゃないか、と思い立った。着物を仕立て直す本を2冊買った。気に入ったも形のものはない。着物を広げて考えた。以前、N子がくれた型紙がある。N子、元気にしているかな。型紙を合わせても幅が合わない。でも、着物をばらさないで、縫われたままの着物を布だと考えればいいのだ。そうだ、と、知らないことは強いこと。重ねて縫ってある部分もすべて無視してガシガシ型紙通りに切っていった。ぴったりだった。

P1020748母から貰ったミシンを引っ張り出した。壊れていた…。よっしゃ、手で縫うぞ。どっちみち、布は所々何枚分も厚くなったり、薄くなったりしているし、そんな難しい物、初心者に縫えるはずないし。ばらばら着ている内にほどけなければ良い、着心地が少々悪くても良い、この着物を着倒してやろうじゃないか。

頑張ったよー。切った後で、思いついて、切れはしの寸法を測って、洗ってみたら、1割から2割も縮むことを発見。折角型紙通りに切ったのに、大きめに型紙からはみ出てぎりぎりを縫っていった。勿論、おっちょこちょいだから、片方を大きめに片方を通常通りにした布きれを縫い合わせたり、違う物を縫い合わせたり、指も縫ったり、色々ありますねえ。糊の助けも借り、まとまりました。

多分、誰も見たことのないほど、驚くほど雑で、驚くほど隙間があり、でこぼこの服ができあがった。とんでもない所にいくつも切り替えがある。無知だからこそ出来る、なんてユニークで素敵な服なんだと思うことにしようっと。2,3回着てから洗い、縮んだ分は糊で何とか処理しようっとw。

南の島の上の娘から電話。
誰かがポケットに飴を入れたままだったのを気づかず回してしまい、洗濯機と洗濯物に飴がへばりつき…。
ウワー。
ここは毎回、変な騒動が起こる。漫画のような娘のせいのような気がしないでもないが。

小学校4年生のトモゾーと幼稚園のコウチャンマン、それでダンナの3人が揃って非常な汗かきで、臭い臭いと騒ぐ。毎日何回もシャワーをさせるというので洗濯物の量も半端ではないだろう。大変だろうなあ。
まだ女が2人いて良かったねと言うと、けろりとした声でアラ、私も汗臭いのよ。
やっぱり、遊びに行くのは冬にしよう。

続いて、電話。
洗濯機の中にネズミほどの大きさのイモリだかヤモリだかが飛び込んだ!
扉を開けて逃げていくのを待っているんだけど。

続報。洗濯機の中にイモリの糞が…。糞って、見えるのと馬鹿な質問をしたら、ネズミくらいのでかいイモリなのよ、しっかり沢山している。

続いて続報。獲物を持ち込んで食事をしよった。羽とか足とか…。ウギャー。

私、南の島には住まない、絶対と心に誓ったのだった。

同じように島に転勤となった人の奥さんが逃げ出したという。逃げ出さないで、虫たちや、臭い男どもと戦っている娘、君はエライ。実にエライ。

娘がダンナに、私は逃げ出さないでエライでしょうと言ったら、ダンナは南の島に行きたいと言ったから連れてきてあげたんでしょと、夜ごとの趣味の釣りを楽しみ、島生活を満喫しているダンナはエラソーに答えたらしい。

全く男という奴はねえ。

って、納品なのだ。こうはしていられない。都会の私も大変なのだ…。

家にこもって仕事をしている。昨日も、今日も1歩も外に出ていない。外はひどく暑そうだ。
風があるがやはり家の中も暑くなってきたのでエアコンを付けた。
風なしというのがあるのでそれにしたがのべつまくなし動いている。寒い。
靴下をはき、長ズボンをはき、寒い寒いと熱いコーヒーを飲む。
ちなみに設定温度は29度なのだが、送風口のすぐ下にいるからだ。
いっそのこと、付けたり消したりしたいのだが、エコに反するというのだから困ったものだ。

ダンナが入院していて代わりに編集作業をさせられ文句を言っていたFさんのことを思い出す。エアコンが壊れていると言っていた。どうしているんだろう。気になる。電話をかけたいが長くなる。おまけに怒り虫でダンナのことを延々と怒り出す。延々と説明したあげく、だからこんな話したくなかったのよ、等という。話さなくて良いのにと言うと、あ、そうかと、初めて気づいたような顔をしたのだが、さて、どうしよう。忙しいのにお節介の虫がうずく。

週末に、少々酔いが気分良く回り、珍しい日本製の線香花火があるというので娘夫婦のところで下の妹も加わって花火をした。それも夜更けにベランダで。時間が分からず、あとで夜更けだと気づいて驚いてしまったのだった。ご近所の皆様ごめんなさい。隣は空いていて、上は夜更かしだから大丈夫と言ったが、4人で賑やかにしてしまった。大丈夫だったかな。

娘夫婦は大学のテニス部つながりで、ダンナの方がことのほか熱心で未だに毎週末4時間もテニスをしているし、妹は長年レッスンを受け、地域での試合にこれまた夫婦で出場するというテニス大好き人間で、帰国中、テニスが出来ないと嘆くのを娘夫婦が誘ったのだ。妹は帰国中もテニスができるようにトウェアと靴を買い揃えてやってきた。

家に泊まれば、家でシャワーを浴びればと何度も誘ったのだが、エレベーターのない5階なのが嫌なのか、ノロで家に担ぎ込んだときの記憶が嫌なのか、雑然とした所が嫌なのか、ま、すべてなのだろうけど、娘宅でシャワーをし、そのままそこで食事をする方を選び、気楽だからと近くのホテルを予約していた。ちと、淋しい。ま、仕事が混んでいるから、それはそれでありがたかったが。

で、妹と近くの施設にいる母の顔を見に行き、娘宅近くで娘たちと合流して、徒歩10分ほどのテニスコートまで同行した。ぽーん、ぽーんと何だかのんびり打っている。ウォームアップだと言うが、エイ、とかキエーとか奇声を発しながら厳しい戦いをするのかと期待していたので拍子抜けだった。少し見物してからとぼとぼと私は自宅に戻り仕事。

テニスが終わった3人と娘宅での食事に再び合流したのだが、3人が互いをさすがね等という。へえ、あのぽーん、ぽーんがと不思議に思ったが、考えてみればその前にテレビニュースでウィンブルドンの試合を見たのがいけなかったのだ。女性といえどあの丸太のような腕での真剣勝負と比べる方がおかしい。3人は1対2でくるくると交代してプレイしたらしいが、よく分からない病気で体のあちこちの痛みがひどく、会社をとうとう退職する羽目に追い込まれた娘が2人を相手に鋭いショットを連発していたと聞くとホッと安心したのだった。

かくして週末は過ぎ、私はPC相手に一人、寒い、暑いとうなっている。

P1020732夜中の1時過ぎに地震に起こされた。ガタガタと嫌な音を立て障子がきしみ、大きく揺れた(ような気がした)。枕を抱いて部屋の中をうろうろする。震度2。近くの地域は震度1とあるがここは5階、絶対震度2だ。ってなぜ病気と震度は大きめに言いたいのか自分でも分からないが。

たいした揺れではなかったのだが、毎回、揺れる度に、とうとう来たかと思う。地震恐怖症は東日本大震災から時が経っても治るどころかひどくなるようだ。でも東京を離れようとは思わなくなった。怖がる一方で、どこにいても死ぬときは死ぬんだと思う自分がいる。でも痛いのは嫌だから痛くないのが良い。元舅のように、ウィスキーのグラスを片手にご機嫌で、元姑がつまみを取りに台所に立ち、戻ってみれば亡くなっていたというのが最高だと思うのだが、どうすればマネできるのか、こればかりはどうにもならない。

で、NHKで震源などを確かめた後布団に戻ったがどうも上手く眠りに戻れない。のそのそ起き上がって蜂蜜入りのホットミルクを作り、飲みながら本を読む。これが普通特効薬でミルクを飲み終わる頃にはてきめんに眠くなるのだが、残念ながら、面白い本だった。失敗。かえって目が覚めてしまい、疲れてやっぱり寝ようと思ったのが4時過ぎでほのかに外が明るい。そして、6時半には目が覚めた。ああつまらない。もっと寝ていたかったのに。

上の娘一家がいる南の島は現在台風が通過中。これから夏の間、心配が続く。でも、準備はとか、大丈夫とか、避難せずに良いのかなどと聞くと癇癪を起こし、私をいくつだと思っているのと、そう言うことを言うこと自体子供なのだが、毎回怒るので静かにしていたら、メールが届いた。

「今回は洗濯機ではなく、嵐の中を飛ぶ飛行機でございます。家全体が揺れます。」云々。そう、前回の台風は洗濯機の中でブンブン回されているようなすさまじい音がしたらしいが、今回は違うらしい。前回までは娘一人眠れず子供もダンナも平気で寝ていたと嘆いていたのに、今回は子供たちが怖がって交互に起き出し、夜中におむすびを食べたりしながら、寝たり起きたりしていたらしい。停電も発生している。

娘はガラケーを使っている。予備の電池も持っている。スマホなら1日持たないというから連絡も出来ないところだった。安心して携帯に電話をしたらあなたは話が長いのよと途中で切られてしまったが、台風前日から、家の中にゾクゾクと避難してきたというムカデやアリの話も聞きたかったなあ。

全く馬鹿な奴がいるものだ。
死ぬに事欠いて一番苦しい、しかも人様を巻き込む方法をとるなんて。

逃げろと周囲の人間に言っていた位なのだから、自分が何をしようとしていたのかはっきり自覚していたのだから、尚更だ。新幹線の運転士や車掌が適切に危険を顧みず消火活動を行ったからまだ被害者は一人で済んだが、300キロで脱線転覆とか、火や煙がもっと広がっていれば大惨事になるところだった。

おまけにどうやら動機が年金が少ないということだったらしいが、月に12万円、何が少ないものか。

TVニュースで見る限り、かなり年季の入ったアパートで、家賃は月3万9000円。この年金額では住民税、所得税は発生しないだろう。一人暮らしだし、部屋の大きさを考えれば、光熱費も普通に気をつければたかが知れている。国民健康保険料も最低額だろうし、申請すれば減免制度が適用される可能性が高い。それ以外にも調べれば何かしらの措置があったかもしれない。

食費も爺さんの一人暮らしならたいした量を食べるわけでないし、自炊し、工夫すれば3万もあれば十二分だ。夕方のデパ地下の常連だが、新鮮なブリのアラ大盛りが300円だとか、1800円の値札付きの最高級生ハムが500円とか、数食分十分まかなえるご馳走を信じられない値段で時々購入している。スーパーだって同じこと。都会暮らしのメリットだ。71歳という年齢ならすでに衣服も十分持っているだろう。必要になればいくらでもフリマで100円単位で手に入れられる。

12万円という金額は、家賃さえ低ければ、ちゃんとやれば、ある程度の自制心さえあれば、貯金さえ出来る金額だ。死ぬ必要なんかない金額だ。彼に必要だったのは、また多くの生活保護受給者に必要だと思われるのは、家計のやりくりの方法を知ること、やりくりしようという考え方を持つこと、自制すればたまの楽しみも可能だと知ること、つまり絶望する必要なんかない、工夫すれば先に光があるよと知らせることなのではないだろうか。

強制は無理かと思うが、年金生活者や生活保護受給者に希望すれば簡単な生活の知恵、実際的な金の使い方、区役所等の制度、利用方法等の講習会を開いたらどうだろう。

また、新幹線を何時間も現場に止めて現場検証を行っていたが、これまた馬鹿げている。

現場は車内、けが人が多数いて、高架の線路から怪我人を下ろすのも、搬送するのも一苦労、病院も遠そうなのだから、また時間が経つと悪化し、助かるものも助からなくなる場合が多いのだから、鎮火したら現場を保存したまま、次の駅までとにかく走らせ怪我人を下ろして搬送し、乗客を降ろし、車庫に入れてから現場検証すれば良いではないか。

緊急停車した場所がどこの管轄か、そんなものはすぐ分かることだし、管轄をまたぐから停止したところの警察しか現場検証できないという硬直した制度であってもその管轄の警察を車庫に派遣すれば良いだけのことじゃないのか?脱線したのならともかく、動ける車両をその場に止めて、無駄に長時間、怪我人や乗客を足止めし、余計な苦痛を味合わせ、遅延による大きな損害をJRはじめ多数の人たちに強いる理由が何かあるというのだろうか。

このページのトップヘ