とうとう、感染が都城、宮崎市、日向市と広がってきた。
感染力が強い伝染病で、そのウィルスは人にもついて運ばれるというのだから、人海戦術で殺処分をしている限り、その誰にもウィルスを広げる可能性がある。以前書いたように、イギリスでは郵便屋でさえ農場には立ち入らせないようにしているほど感染力が強いのに、動員されて助けに入っている各地からの自衛隊員などに一人残らず強い危機意識をもって消毒せよといっても、限度がある。
買い物にも出なくてはいけないし、それだけ大量の人間が行き来していて、マスコミはやはり職業上、通行遮断されていても何とか写真を撮ろうとするだろう。野次馬もいるだろう。一人一人が感染源になり得るのだ。これほど広がったら封じ込めは不可能に近づいているのではないだろうか。
簡単に、1日1万頭を殺処分などと指令を出していたようだが、誰がどうやって殺して、どうやって埋めるのか考えても恐ろしく大変だ。暴れる牛に蹴られて重傷を負って入院した獣医師もいる。素人が簡単に手が出せる分野ではない。
成獣の場合は死亡率はさほどでもなく、1ヶ月から2ヶ月するとウィルスを排出しなくなる伝染病にかかった牛や豚を本当に殺すしか手段はないのか、どうもおかしい。そう思っていたら、良い記事を見つけた。私は単に素人目線から変だと言っているだけだが、研究者からも多量殺処分に関する否定的な報告も出ているという。今回流行しているのは突然変異を起こして、
人間にも感染するsuper killer ウイルスではありません。
そうであれば、多くの経済損失とともに農家の負担、
獣医師や担当者の疲弊を生み、
文化的価値も大きい種牛を失いながらも、
効果があるかどうか分からない多量殺処分をする意味は
全くないと思います。
動物の感染症として恐れられる感染症として
H5N1トリインフルエンザがあります。
このウイルスはヒトにも感染すると言うことで、
WHOが最も恐れている病気の一つです。
現在499人の症例がありうち295人が亡くなっています
(致死率約60%ですからこちらはsuper killer ウイルスといえます)。
繰り返しますが、FMD流行の歴史の中で、
ヒトが罹って死んだという確定例はありません。
今のままゆけば、H1N1豚インフルエンザに続く
「政府が生んだパニック=人災」になってしまいます。
今日本がすることは、殺処分をやめ、
世界に向けて「不必要な殺処分対策をやめる」よう訴えることでしょう。
という彼女のコメントに全面的に賛成だ。冷静になって方針転換を考える時期に来ているのではないだろうか。
口蹄疫 方針転換の時期では?
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- 宮崎・都城の牛は口蹄疫陽性 封じ込め破れ飛び火(共同通信) - goo ニュース
コメント
コメント一覧 (2)
お嬢さん、愛車に「玉三郎」ですか!ファンですか。生きて帰れたので今まで我慢していた感劇心がむくむくと、懲りないでしょう。体はヘロヘロなのに。
あの有名な猫の絵も一目見たら忘れません。猫が死んだら片方のひげ描かず終わったとか。
機内でホームズの映画みてある男の死んでる状況がうちの猫の姿で夢に出てきました。オス猫はいつもはしない粗相していました。あんなに世話してくれるのに連れ合いの寝室に来たのは甘ったれのダブルだけだったそうです。
インフルエンザについては、他国と比べ日本の死亡率が飛び抜けて低かったのはマスクや手洗い、すぐ医者に駆け込んだこと、ワクチン等のおかげらしいので何とも言えませんが余ったワクチンは廃棄せずに無料か低価格で老人、子供に接種すればいいのにと思いました。
長谷川りん二郎の絵、ご覧になりました?実物、良いですよ。
パパ猫は忠実ですねえ。(^o^)